歯周病にならない歯磨き法
歯周病にならないポイントは歯と歯の間と歯と歯肉の周囲に歯垢をつけないことです。歯ブラシを軽く持ち毛先を歯面に直角に当て、歯ブラシの毛束の端が歯と歯肉の境目に当たるようにして、歯と歯の間に毛先を入れる感覚で細かく前後に動かします。甲板にモップをかける感覚です。この方法をスクラッビング法といいます。余り早く動かしますと、空振りする箇所が生じますので注意が必要です。必要に応じて、歯間ブラシや糸ようじも使いましょう。
歯肉が痛い場合
歯ブラシが使えないほど歯肉が痛い場合は、歯ブラシの使用は控えた方がよいでしょう。少し様子をみて、その間はデンタルリンスでうがいをするのがよいでしょう。症状が治まったら、軟らかめの歯ブラシから始めて、だんだんと硬い歯ブラシに変えていきます。歯ぐきが腫れて痛い場合は抗菌剤等の服用が必要になりますので歯科医院を受診しましょう。
歯ぐきに良い食べ物
基本的には栄養バランスの良い食事が肝要です。高タンパクの食品を摂っていただき糖分、塩分と脂肪分は控えましょう。歯ぐきの健康から言えば食物繊維が豊富な食品が良いでしょう。いわゆる咀嚼刺激により、唾液の分泌を促し歯周病やむし歯の予防につながります。不足しがちなカルシウム、ビタミンA、ビタミンC、亜鉛等のビタミンやミネラルの摂取も必要です。