トピックス
むし歯とは
お口の中では歯が溶け出す脱灰(だっかい)という作用と、溶けた歯が再び元の状態に戻っていく再石灰化(さいせっかいか)という作用が日常的に繰り返し起こっています。
歯は、唾液の成分によって保護されていますが、砂糖の入った食物などの摂取で細菌が作る酸によりお口の中が酸性へ変わ...
知覚過敏とは
むし歯ではないのに歯が痛むことがあります。その多くは知覚過敏です。これは歯の神経である歯髄が軽い炎症を起こしており、刺激が加わると短時間に激しい痛みが起こることをいいます。歯の表面のエナメル質が何らかの原因で脱落喪失して象牙質が露出した状況が出現すると知覚過敏が起き易くなります。いわば、いままで被って...
歯を磨くと出血する
健康な歯肉であれば、正しい磨き方をした場合、出血することはありません。歯を磨くと出血するということは歯肉に炎症があることを意味しています。たまに出血するぐらいですとそれ程気にすることはありませんが、毎回ということになりますと歯肉炎が考えられます。歯周病の始まりと考えてよいと思います。正...
歯肉炎と歯周炎の違い
歯肉炎
歯周病は歯肉炎と歯周炎の2つに分けることができます。最初は歯肉に炎症がおき歯周病が始まります。「りんごをかじると血がでますか。」というコマーシャルがありましたが、まさしく歯肉炎を示しています。歯肉炎になると歯肉が赤くなり、腫れて、出血しやすくなります。歯肉炎は歯周炎の予備軍ですので、この段階で治療することをお勧めします。病気がまだ、歯肉に限局していますので、原因が除去されれば元の健康な歯肉に戻ります。
歯周炎
一方、歯周炎は歯肉炎の発展形で、病気が歯肉を越えて、歯槽骨まで及んだものです。歯周炎になり...
口臭とは
英語では、口臭のことを “Bad breath(悪い息)”と表現します。また、口臭がものすごく強い人を“Dragon breath”といいます。ドラゴンが口から火を噴いて人を威圧するように、強烈なにおいを発する人は周囲の人から嫌われてしまいます。診断名としての口臭症は“Halitosis”ですが、その語源は、『...
唾液の量
唾液には消化作用、食物を湿らせて飲み込みやすくする作用、食物を水分に溶かして味覚を感じさせる作用がありますが、これ以外に、口の中の洗浄作用や、抗菌作用、粘膜の保護作用など、口臭予防に関連した重要な役割があります。ですから、唾液の分泌が悪くなると、これらの作用が弱くなって口の中が不潔になって口臭が...
歯が折れた
歯の破折では、その部位が歯中央の軟組織である歯髄(歯の神経)にまで及んでいるかどうかで処置が異なります。破折部位が歯の先端に近く歯髄が露出していなければ、破折で失われた部分をそのまま接着性コンポジットレジンなどで修復することができます。もし折れてしまった片割れが再利用できれば、さらに審美的かつ機能的な修復が可能です。
一方、破折した部位からピンク色に歯髄(歯の神経)が透き通っていたり、すでに出血している(露髄=ろずい)場合には、歯髄の一部を滅菌下で除去し薬剤を貼付してから(部分的生活歯髄切断法)、同様に歯の形を修復します。こどもの場合は...
むせたり飲み込みにくくなる原因
最近、食事の時に飲み込みにくくなった、むせやすくなった、食べこぼしをするようになったとお感じになられたことはありませんか。お口から咽頭部(のど)にかけての感覚や運動機能が低下しているからかもしれません。お口から「食べる」動作は実はとても複雑な運動のつながりです。お口の中に入った食物は歯によって飲み込みやすい大きさに調節されるだけでなく、唾液と混ぜ合わされて飲みこみやすい形状(食塊)にされます。かみ砕かれてバラバラになっただけでは飲み込みにくいのです。飲み込みやすい形状にされた食物は喉に向かいます。ここで厄介なのは、お口...
お口からわかる老化のサイン
最近 食べもの 飲み物が飲み込みにくくなったとお感じになられたことはありませんか?
□ 半年前に比べて硬いものが食べにくくなった
□ お茶や汁物等でむせることがある
□ 口の渇きが気になる
2つ以上あてはまったら 口腔機能低下症 かもしれません。
歯医者さんで噛む能力と舌の力などの測定をしてみてはいかがでしょうか。
口腔機能の低下は老化が進み始めている兆候のひとつなのです。
できれば老化による体の衰えをおさえ、いつまでも健康な生活を続けたいもの。 高齢になると心や体の活力(筋力、認知機能、社会とのつながり)が低下しが...
歯に色がつく原因
コーヒー、お茶、タバコ等による変色
色素が歯の内部まで取り込まれることにより、歯が黄色
く見えてしまいます。
加齢による変色
年齢を重ねるにしたがって、人の歯は自然と黄色く変色していきます。
全身疾患に由来する変色
胎児の時期に、母親が服...