フジII LCは、高い曲げ強度、破壊靱性、および、引張強さを備えていることがわかりました。 また、口腔内環境を想定した水中保管後も、レジン強化型グラスアイオノマーセメントである フジII LCの機械的特性には影響がありませんでした。

高密度化された微細な結晶を持つイニシャル LiSi（リジ）ブロックは、ミリング加工および研磨後のマイクロクラックの数が少ないことが示されました。この特性により、破折のリスクが低く、より確実な修復が可能となります。

この症例報告では、ジーセムONE EM, G-プレミオ ボンドを併用することで、機械的保持力が期待しにくい症例においても信頼性の高い修復が成功したことが示されました。

本発表では、CPP-ACP(カゼインホスオペプチド-非晶質リン酸カルシウム)を配合したMI ペースト製品は、脱灰抑制と再石灰化促進し、う蝕予防の効果が期待されることが示唆されました。

本発表では、シラン処理材をフィラー全面にコーティングする「FSCテクノロジー」を採用し、ナノサイズのフィラーが高密度に充塡されたセラスマート 270は、高い曲げ強度と破壊エネルギー値を示しました。これらの特性は、加工中のチッピングを抑制し、咬合力に対する耐荷重の向上が期待され、より信頼性の高い修復を可能とします。

ジーセムONE EMとG-プレミオ ボンドの組み合わせにより、象牙質及びエナメル質に対して、サーマルサイクル試験10,000回後も安定した接着強度が示されました。

本症例報告では、リラインII（シリコーン系軟質裏装材）を用いて裏装した義歯を装着し、3年経過後の咀嚼能力をグルコセンサー GS-II（咀嚼能力検査装置）を用いて検査したところ、術後評価とほぼ同等の結果が確認されました。また咀嚼機能評価票からも摂食可能な食品は変わっておらず、食事に関しては高い満足度が得られていると記載されています。

ジーセムONE EMの接着システムは、窩洞底部など光が届きにくい象牙質上でも、化学重合によって歯質との優れた接着耐久性を示しました。このことは、ジーセムONE EMが修復物の種類や照射光の強さに関係なく、確実な接着力を提供することを示唆しています。

完全に結晶化された二ケイ酸リチウムブロックであるイニシャル LiSi（リジ）ブロックは、加工後の熱処理が不要のため高い適合精度を有し、長期臨床における修復物として適切な選択肢であることが示唆されました。

タッチキュア効果（重合促進効果）のある接着強化プライマー塗布することにより、ジーセムONE EMは象牙質への初期接着力が高いことが示されました。また、せん断接着強度と耐摩耗性の点でも高い性能を備えており、光が届きにくい状況にも適した材料であると結論付けられています。

フッ化物イオン、亜鉛イオン、カルシウムイオンを放出する“BioUnionフィラー”を配合したグラスアイオノマーセメントは、ひどく唾液汚染された深い象牙質部位でも高い接着力を示し、良好な性能を発揮したと結論付けられています。

本研究では、イヌの裂開型の３壁性骨欠損モデルにおいて、骨の無機成分と同じ組成である炭酸アパタイトを主成分とする骨補填材 “サイトランス グラニュール” と、骨再生に適した吸収特性を持つメンブレン “サイトランス エラシールド” を併用することで良好な骨形成が確認されました。

イニシャル LiSi（リジ）ブロック　ブリーチシェードはジルコニアやA2HTシェードと同等に高い耐酸性を持つことが示されました。特に前歯のセラミック修復物に必要とされる審美性のニーズを備えた材料であると論じられています。

ジーセム ONE EMは5000回のサーマルサイクル試験後もイニシャル LiSi（リジ）ブロックに対し高い接着強度を示し、長期の臨床においても耐久性が期待されます。

ジーニアル アコードはエナメル質と象牙質どちらにも調和するユニークな光散乱効果を持ち、広範囲な臨床ケースで審美的修復に好ましいコンポジットレジンであることが示されました。

ジーニアル アコードは、ワイン、コーヒー、または紅茶に30日間浸漬した後も色調の変化が少ないことが示されました。

G2-ボンド ユニバーサルは、サーマルサイクル後および水中に2年間保存した後も高い接着強度を有することが示されました。

エナメル質形成不全（MIH）患歯にMI ペーストを28日間塗布したエナメル質の再石灰化が確認されています。結果はラマン分光で定量的に、また、走査電子顕微鏡（SEM）像で視覚的にも確認されています。※オープンジャーナルのため閲覧可能です。（本文献で使用されているGC Tooth Mousseの、日本での製品名はMI ペーストです。）

炭酸アパタイト骨補填材（サイトランス グラニュール）の填入により、抜歯窩の治癒が促進されることが示されています。これは炭酸アパタイトで満たされた抜歯窩周囲に間葉系幹細胞が集積し、VEGFやIGF-1などの成長因子を産生して治癒に関与するためと示唆されています。※オープンジャーナルのため閲覧可能です。

2ステップボンディング材のエナメル質に対する5分から24時間までの初期接着性を評価した論文。G2-ボンド　ユニバーサルは、セルフ エッチング モードで他の接着材と比較して有意に高い接着強度を発揮することが示されています。※オープンジャーナルのため閲覧可能です。