赤ちゃんは食べることが苦手。離乳食を嫌がる、食べこぼしが多いなどたいへんですよね。実は赤ちゃんのお口のかたちはミルクを飲むこと専用。赤ちゃんは離乳期を通して食べる動作がしやすいお口に機能とかたちを変化させながら、もぐもぐごっくんの方法を覚えてゆくのです。
口元のかたちや歯が生える場所は歯や唇、舌、頬の筋肉が互いに押し合いながら、絶妙な力のバランスで決まってゆきます。歯並びだけでなく 口元や顔つきも変化させます
赤ちゃんは食べることが苦手。離乳食を嫌がる、食べこぼしが多いなどたいへんですよね。実は赤ちゃんのお口のかたちはミルクを飲むこと専用。赤ちゃんは離乳期を通して食べる動作がしやすいお口に機能とかたちを変化させながら、もぐもぐごっくんの方法を覚えてゆくのです。
口元のかたちや歯が生える場所は歯や唇、舌、頬の筋肉が互いに押し合いながら、絶妙な力のバランスで決まってゆきます。歯並びだけでなく 口元や顔つきも変化させます
赤ちゃんは教わらなくても上手にミルクを飲むことができます。いっぽう 口から食べることが上手になるためには、それに適したお口のカタチに成長することと習熟が必要です。
知っておきたいのは乳幼児期から小児期にかけて
・お口の中に生えている乳歯や永久歯の本数がどんどん変化
・お口のカタチや大きさも成長に伴って変わる。
→なので
食べる機能や能力は月齢や年齢によって違うということです。
離乳の時期によってはお口の機能・かたちが追い付いていないので食べることがそもそも無理な食材もあります。離乳はお口の中の様子を見ながら進める必要があります。
赤ちゃんは教わらなくてもじょうずミルクを飲むことができます。いっぽう 口から食べることが上手になるためには、それに適したお口のカタチに成長することと習熟5歳の終わり頃までに舌っ足らずの幼児性の発音から大人の発音ができるようになります。5歳以降で発達の遅れや聴力の異常がない状態で発音に問題がある場合は医療機関に相談してみましょう。以下のような歯科的な問題が原因のこともあります。このような場合には歯科を受診されるとよいでしょう。歯科による対応が難しいケースでは小児科や言語聴覚士による評価が必要な場合もあります。
安静時は鼻から息が基本 口呼吸(こうこきゅう)していませんか?
呼吸に関する機能と口呼吸の歯並びや口元への影響成長発育期の歯並びや顎の形は舌や唇、頬の筋肉の絶妙な力のバランスによって影響をうけます。安静時の呼吸の基本は口を結んで(吸う、吐くともにに)鼻からすること。その時 上と下の歯の間にはわずかにスキマがあり、舌は上あごに緩やかに密着しているのが基本のポジション。このような状況のもとでは歯は安静時の舌の形に添ってきれいなU字形に生え揃います。
上下左右あわせて乳歯は合計20本 永久歯は28本生えます。子供の成長発育に個人差があるように歯が生える時期にも子供によって大きな幅があることが最新の調査でもわかりました。
ということは、月齢が同じだから同じような離乳食が食べられるというわけではないということです。お口の中に生えている歯の本数が違っていたとしたら当然です。
離乳期はお口から食べることをトレーニングする時期ですが生えている乳歯の本数によって食べられるもの 食べにくいものが違ってきます。離乳が遅いのは単にまだ食べるための機能が整っていないからかもしれません。
10歳から12歳ころにも注意乳歯の奥歯が生え代わる時期には食べ物をすりつぶす歯の本数が一時的に減ります。ということは食べることが苦手な時期でもあるということを知っていてください。場合によっては食べ物の大きさを調節するなどの配慮が必要です。
偏食が気になる、食事に時間がかかるなどお子さんの食事に関することで気になる方も多いのでは?
お口の機能の発達になんらかの問題があってうまく食べられない場合もあるようです。そんな時は歯医者さんが頼りになります。
2018年(平成30年)4月から公的医療保険に「口腔機能発達不全症」が導入され保険で受診できるようになりました。
日本小児歯科学会のホームページにはこどものお口の機能の問題について指導や管理に詳しい小児歯科専門医が公開されています。お近くの医療施設を探してみてはいかがでしょう。
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