大学院では、再生医療に関わる研究室に所属し、主に医学部の教授陣と研究を行うために必要な機器を開発していました。医師ではない私が、機器を直接使用することはできない中で、実際に使う人のニーズを把握し、それを形にする難しさを実感。同時に、医療機器を開発するという立場で、治療に当たる人をサポートすることに大きなやりがいを感じるようになりました。
ジーシーを知ったのは、研究室で一番お世話になった先輩が入社したことがきっかけでした。会社について調べ、都内で綺麗なオフィス、歯科医療機器・材料の分野で国内No.1のシェアを誇ることを知り、興味を持ちました。その後、会社説明会に参加し、職位や組織を超えてお互いに敬愛し合える会社であること、また、相手の立場に立って行動する「施無畏」の精神に共感。加えて、ものづくりをする上で私自身が大切にしたいと考えていた品質第一主義を掲げている点に惹かれ、入社を決めました。
創業100年を超える企業ということで、仕組みやルールなどはしっかりと確立されている一方、「今まで長年そうしてきたから」という姿勢から抜け出す必要性もあると感じています。特に製造工程の効率化は急務です。多品種かつ受注生産を行っている分、製造ラインについては自動化しにくい部分もありますが、製造に必要な部品を自動で運ぶ搬送装置やロボットアームなど、製品の組み立て工程以外の部分では既に改善に取りかかっているところもあります。今後も、新しく入ってくるなかまの意見や考え方を吸収しながら、生産性を高める改善・改革活動に取り組んでいきたいです。
その際、自分で手を動かしたいところではありますが、係長となった今は周りを育てることに注力していくべきだとも感じています。後輩たちの発想を尊重し、多くの成功体験をアシストすることで、エンゲージメントを高めてもらえるよう努めていきたいですね。