大学時代は工学部で機械力学や材料力学、設計・製図を学んでおり、卒業後は工学の知識を生かして人の役に立つ仕事に就くことを志していました。「人の役に立つとは何か」を考えたとき、人の命や健康を守る医療業界がすぐに思い浮かびました。しかし、就職活動を進める中で医療業界の企業は、例えばカテーテルならカテーテルのみを開発するという具合に、専門性が非常に高いことを知りました。自分の携わった開発が最終的にどのように社会貢献につながるのかまで見届けたいと考えていた私は、企画からエンドユーザーとのコミュニケーションまで、全体と関わり合いを持てるような企業を模索していました。
そんな矢先、合同説明会でジーシーの話を聞く機会がありました。そこで、「歯科医療に関わるメーカーは医療機器メーカーよりも数が少ない分、業界全体に関われるメリットがある」ことを知り、歯科業界でのキャリアを選択することに。中でも、ジーシーが歯科材料と機器の両方を開発する日本唯一の総合メーカーであることに魅力を感じ、入社を決意しました。
機械開発部の中核を担う設計者として、設計開発におけるジェネラリストになることを志しています。そのため、設計に関するより高度な知識を身につけ、歯科用ユニットの新製品の開発におけるモジュールの主担当者となり、多くの歯科医療従事者の方に満足していただけるような製品を市場に送り出すことが一番の目標です。また、機械開発部では一つの課題に対し複数の解決案を出すことが求められるため、「自分の考えを持つ」よう思考力も鍛えていきたいです。上長や先輩からアドバイスをもらうにしても、自分の考えを持っていれば答え合わせができ、設計者としての見識が広がると考えています。
将来、私と同じチームには、どんな課題に直面しても諦めず、解決するまで根気強く取り組めるようなメンバーがいてほしいと思っています。ものづくりには泥臭い作業もありますが、そういう作業も楽しめるような、ものづくりが好きななかまと一緒に成長していきたいです。