災害への対応
大地震や台風、洪水などが頻発する中、ジーシーグループは災害に際しても事業を継続し、被災された方々を支援するためのさまざまな備えを行っています。
BCPへの取り組み
自然災害、大火災などの緊急時に、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業を継続あるいは早期復旧させるためには、事前の計画書策定が非常に重要です。東日本大震災を機に、ジーシーでは防災対応マニュアル(BCP)を再度見直しており、業界のトップメーカーとしての供給責任を果たすべく、事業継続へのリスク回避に取り組んでいます。
自家発電機の設置
主力製品の生産拠点である富士小山工場では大型の自家発電機を導入しています。これにより停電発生時も、国内だけでなく世界中に歯科用セメントなどを安定供給できるようになりました。また、電力需給の逼迫に備えて一日平均9時間稼働とし、東京電力からの受電を低く抑えることができました。最大出力は1,005kWで、小山工場の総電力の76%をカバーします。
配送での緊急事態対応
ジーシーでは、当初から緊急事態を想定して、東(静岡県)、西(滋賀県)に配送センターを設けています。台風や地震による被害や停電などで、東西どちらかの配送センターが出荷不能に陥った際にも、一方の配送センターから無事に製品をお届けすることができます。
熊本地震への対応
2016年4月14日、16日の2度にわたって最大震度7を記録した熊本地震に対し、ジーシーグループはいち早い復興支援活動を行いました
[ 支援物資の提供 ]
地震により物流が大きな影響を受ける中、ジーシーは九州に配送ルートがある西日本配送センターから、避難生活で最初に必要となる歯ブラシなどの支援物資をいち早く被災地にお届けしました。熊本地震では、余震が続く中、車内泊やテント泊を続けられる方も多く、ジーシーの活動が避難生活をしている方々の健康維持に役立ちました。
[ 義援金の寄付 ]
2016年9月9日(金)に、当時常務取締役である吉田誠治が日本赤十字社(東京都港区)を訪問し、ジーシー及びグループ会社より集めた熊本地震災害義援金合計2,169,518円を寄付させていただきました。義援金は日本赤十字社から義援金配分委員会に全額送金され、被災された方に届けられます。皆様の一日も早い日常生活の復興を心よりお祈り申し上げます。