多様な人材の活用と育成
ジーシーは「社員の力こそが企業の源泉」という創業の精神を受け継ぎ、社員を「なかま」と呼んでステークホルダーの重要な一員と位置づけています。
失敗を恐れずチャレンジでき、お互いに敬愛の心を持ち、個々の能力を発揮して前向きな考え方を実践できる社内環境を整備・構築しています。
女性の登用と活躍できる風土の醸成
ジーシーでは近年、多くの女性社員を採用しており、事務部門だけでなく、研究開発、営業などさまざまな領域でめざましい活躍をしています。組織をリードしていく女性社員も増え、それがさらにロールモデルや会社への刺激となり、女性が活躍できる風土を醸成しています。
ジーシーでは現在、強力にグローバル化を推進しており、留学生の積極的採用など、男女問わず広く海外で活躍できる人材を採用・育成しています。今後は、国内にとどまらず世界を舞台に女性が活躍し、世界中の人々の健康の維持・向上に直接貢献できる機会も増えていきます。
障がい者の雇用
ジーシーは障がい者雇用を進めるにあたり、障がいの特性に配慮した適切な雇用の場の確保を重要視しています。業務は、技工関連、品質保証、営業事務、施設管理や営繕など多岐にわたり、障がいのある「なかま」も、得意とする技術を武器に、個々の経験や知識を積み重ねています。今後も業務範囲をさらに広げ、障がい者雇用を促進していきます。
全社一丸となったVision経営の推進
Vision 2031のキックオフを機に、会社のVisionと個人のVision/Missionがリンクするように、2022年5月経営研究会にて部課長全員がペアワークを行いMyVision/My-Missionを作成しました。
経営研究会での研修を各部署展開し、なかま一人ひとりがVison 2031とリンクしたMyVision/MyMissionを作成いたしました。
これまでは各国毎にVisionカードを作って配布していましたが、今後は「全世界共通フォーマットにしよう」「できればIT化を図ろう」と各国の人事担当者が協議しながら新たなVisionカード作成に向けて検討しています。
キャリア形成支援
ジーシーでは、仕事を通じて必要な知識を覚えていく「OJT」(On the Job Training)以外に「Off-JT」としてさまざまな教育制度や研修体制を設けています。
また、刻々と変化するニーズに応えるため、「歯科医療のプロ」を育てる独自の教育システムを構築。「社内デンタルカレッジ」の中で、社内資格の「DR(Dental Representative:歯科医療情報担当)」を取得できるプログラムを用意し、製品の正しい情報、効能やリスクを歯科医師の先生方に提供できる体制を整えています。
[ 体系的な教育「Off-JT」 ]
デンタルカレッジやテクノセンターでは、歯科材料製品や歯科機械に関する高度な専門知識を体系的な教育の中で習得し、成長していくことができます。専門知識以外にも、新入社員から役員に至るまで、階層別、部門別の教育を随時実施。「なかま」全員が教育の機会を与えられ、幅広くスキルを磨いています。
[ 能力向上と適材適所のための評価制度 ]
年2回、上司との個人面談にて、評価内容のすり合わせを行い、それをもとに目標を設定。成長度合いを自己申告することによって目標を明確にし、必要な研修やセミナーへの参加を促しています。入社3年目以降に他部署への異動を希望できるフリーエージェント制や、海外赴任も希望可能です。
[ 社内デンタルカレッジの実施 ]
医科のMRと同様の活動を行うDRの社員を対象に、「社内デンタルカレッジ」およびe-ラーニングを実施しています。お客様への歯科器材の情報提供に必要な知識を習得し、質の高い営業活動ができるよう、以下を目的に教育を進めています。
社内デンタルカレッジの目的
- 各分野の基礎的な臨床術式を身につけること。
- 実際の診療に近い実習、高度な技工の実習を行うことにより、ユーザーに近い知識を身につけること。
- 材料の特性、物性値の測定方法、化学式の読み方等を学習することによって、苦情対応力、開発部門に情報をフィードバックできる知識を身につけること。
- 歯科界トップクラスの臨床家から診療の実際を学習することによって、深い臨床知識を身につけること。
[ 中尾塾の開催 ]
管理職クラス、係長クラスから選抜されたメンバーが集まり、最高顧問の中尾から、直接ジーシーのDNAについての話を聞きながら与えられた課題に答えてゆく集合教育です。
[ 海外中尾塾の開催 ]
5年に一度海外グループ会社の幹部社員を集めて、最高顧問の中尾がジーシーの社是である“施無畏”や“なかま”意識について話します。約一週間の間に、グループディスカッションや工場見学、座禅体験などをしてもらい、日本の文化にふれながらジーシーの心を理解していきます。
海外グループ企業の活動
[ GCアメリカ ] 退職予定の従業員を再就職研修制度で支援
スキル・マネジメントや生涯学習のプログラムにより、従業員の継続雇用と雇用終了計画を支援しています。従業員に対する授業料の返済制度があり、退職予定の従業員については再就職研修制度で支援します。現地採用の取り組みも進んでおり、経営陣の半数が地元採用者です。
[ GCコリア ] なりたい自分発表会の実施
人材育成方針 OJT 中心に「なりたい自分発表会」を通じて「なかま」を育むことが、GCコリアの人材育成方針です。2015年度は外部教育プログラムに参加しており、B-conマネジメント教育には4名が参加しました。
[ GCヨーロッパ ]「 なかま」の潜在力をひきだす多様な研修
GCヨーロッパは、幅広い背景を持った人たちが、互いに学び合うことで潜在力を最大限に発揮できる労働環境と機会の創出のため、以下のような多彩な研修制度を用意しています。
- GCアカデミー研修
- 管理職研修
- ストレス研修
- EFQM研修
- 研修のフォローアップを受ける機会の付与
また、雇用斡旋機関であるEntirisから毎年平均15名を雇用、再雇用プロジェクトJob-Linkの実施など、地域の雇用の安定に貢献しています。